ミニ小説集@

 

 

 

☆ミニ小説☆

 

 

『です☆の〜と!』

 

FILE:3「努力」


目覚まし時計が景気よく鳴り響く。
その音でヒカルは目覚めた。


「は〜よく寝た。」
と言って天井を見ると美少年がこっちを見ていた。
「おはよう。僕のノートを拾った可愛い子。」
ふわふわと浮いてヒカルを観察していた。
「これお前の?ごめんな。落し物は交番と相場は決まっているのに…。」
「いや…あの…。」
何の惜しげも無くノートを差し出した。


それを面白くない美少年は…
「これを使うと良い事があるんだけど…。」
そして興味をこっちに向けようと努力するが…

「でも甘い言葉が相手に不信感を与えるんだ。
例えるならセールスみたいな?そう言っていつも誰かが耳タコの様に、
言って聞かせるんだよ。」


でも何とか説得しなければ、この小説は強制終了☆
それだけは阻止だと必死に頑張る。
「そうか。これで世界が変わるのか?!凄い〜!!」
疲れたように漂う美少年。
納得するまでに要した時間。3時間強。
分かって貰えた部分…不明。


そして二人の世界制覇の第一歩が踏み出された。(?)


続く…