FILE:3「努力」 目覚まし時計が景気よく鳴り響く。 その音でヒカルは目覚めた。 「は〜よく寝た。」 と言って天井を見ると美少年がこっちを見ていた。 「おはよう。僕のノートを拾った可愛い子。」 ふわふわと浮いてヒカルを観察していた。 「これお前の?ごめんな。落し物は交番と相場は決まっているのに…。」 「いや…あの…。」 何の惜しげも無くノートを差し出した。 それを面白くない美少年は… 「これを使うと良い事があるんだけど…。」 そして興味をこっちに向けようと努力するが… 「でも甘い言葉が相手に不信感を与えるんだ。 例えるならセールスみたいな?そう言っていつも誰かが耳タコの様に、 言って聞かせるんだよ。」 でも何とか説得しなければ、この小説は強制終了☆ それだけは阻止だと必死に頑張る。 「そうか。これで世界が変わるのか?!凄い〜!!」 疲れたように漂う美少年。 納得するまでに要した時間。3時間強。 分かって貰えた部分…不明。 そして二人の世界制覇の第一歩が踏み出された。(?) 続く… |