その熱い互いの熱が、体液を通じて伝わる。
舌を絡めて歯列を割り押し進みながらも、指はヒカル三蔵の突起を弄る。
まだ誰にも弄らせた事のない証拠の硬さが、アキラ王子を幸福へ導く。
そして潰しながら解すように感触を楽しんだあと、ゆっくりと舌先を乳首に当てて転がす。
「ふ・・う・・ん。ふう・・」
感じて気持ちが良いのか零れる喘ぎ声。
それがアキラ王子の一物に影響を与え、質量を増していった。
アキラ王子も胸元をはだけ、ヒカル三蔵と生身で触れ合う。
そして雰囲気を壊さないように、首筋に舌を這わせながら綿パンを脱がし下着を取り払う。
「さむ・・い・・よ。・・うう・・ん・・」
急に自分を覆っていたものが無くなった所為で、ヒカル三蔵が丸くなってしまった。
しかしアキラ王子はそれを許すはずも無く・・
「大丈夫・・直ぐに君はのぼり詰めて温かくなるから・・」
ヒカル三蔵の股にに自身の身体を滑り込ませ、閉じられないようにした。
見える成長過程の下肢とその秘められた場所。
薄らと生えている陰毛にのぞかせる ヒカル三蔵のモノは、
他人を悦ばせる楔ではなく、女性のように昂りを告げるための道具でしかなかった。
そして迷わず銜えたアキラ王子に、衝撃が走ったヒカル三蔵は・・
「やめて・・くれ・・。気が・・変に・・なるから・・」
自覚があるのかないのか分からないが、ヒカル三蔵は懇願した。
普段のヒカル三蔵ではありえないリアクション。
それを待っていたアキラ王子は・・
「もっと気が変になる位気持ち良くさせてあげるよ・・」
卑猥で怪しい言葉を聞いたヒカル三蔵は、耳を塞ぎたくなった。
だがアキラ王子は片手でヒカル三蔵の茎を扱きながら、入り口を探り始めた。
しきりに弄るアキラ王子の愛撫に、性的感覚でなのか震えるように感じ始める。
程なくしてまだ誰にも晒していない蕾がアキラ王子の餌食になっていった。
一本・二本と貫通の為の場所がこじ開けられる。
「いやだ・・痛い・・だから・・やめて・・」
増える度に懇願も激しくなり、抵抗も見えてきた。
それをあえて無視してアキラ王子は抜き差しをする。
(指だけでも君の温かさが伝わるよ・・でも僕はそれだけじゃ満足しない。)
そして自分のコスチュ−ムのベルトを引き抜き、ヒカル三蔵の両手を縛る。
正に囚われた姫状態のヒカル三蔵の足を肩に担ぎ乗せて、腰を引き寄せる。
入り口には既に昂ぶったアキラ王子の楔がうねっており、ヒカル三蔵を貫いた。
「きゃああああ・・い・・やぁ・・ひぃぃ・・いた・・い・・」
内臓を焼け尽くすその痛みが、ヒカル三蔵を気絶寸前まで泣かせる。
決して異物を受け入れる場所でないところに、押し込まれたアキラ王子の欲望。
ヒカル三蔵の拒絶をものともせず、揺り起こすように、騎乗●や正●位等で貪った。
迸る汗がそしてその証の、生温かい精液がベッドの上のシーツを汚す。
そして長くそうしている内に、ヒカル三蔵の視界が白くなり絶頂を示した。
それを見守った後、アキラ王子もヒカル三蔵の中で果てた。
肩で荒い呼吸をしながら、アキラ王子は自分の全てで乱れ疲れ果てたヒカル三蔵に微笑む。
「僕は君となら何処までも堕ちてゆけるよ。」
包まるように眠る二人・・
アキラ王子にとっての本懐の一歩が漸く叶った。